(13) 英語学習での気づき(冠詞)

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。ブログを書き始めて5か月位になります。これまで英語関係の記事では、どんな風に私が英語を学習してきたかについてお話ししてきました。今年は、私が英語学習をする中で、「あっ、そういうことなんだ。」って、気づいたことや感動したことについて書いていきたいと思います。

 英語は得意じゃないという方もおられると思いますが、「英語のそこが分からなかったんだ」とか、「日本語と英語でそんな違いがあるのか」って、楽しく読んでもらえたらと思っています。

冠詞

 日本人が英語を話したり、書いたりする時に難しいのは、やはり冠詞(theやa)ではないでしょうか。私も、今でもよく間違えますし、ネイティブじゃないから仕方ないとも思いますが、基本的な使い方は知っておいた方が安心だと思います。

・文法書の冠詞の説明も読みましたが、細かいことが沢山書いてあってスッキリしなかったので、冠詞の本を読んでみました。

この本では冠詞を根本から解説し、コンパクトな原則にまとめています。今は、その原則を頭においています。以下、この本で「なるほど」と思ったことをお話しします。

 とても分かり易くて良い本なので、冠詞に興味のある方は読んでみてください。

数えられる名詞と数えられない名詞

 冠詞の使い方は、それがつく名詞が数えられるかどうかに左右されます。名詞には数えられる名詞(可算名詞)と数えられない名詞(不可算名詞)があって、数えられる名詞には冠詞(a、the)を付けるか複数形にしなければならないと習ったと思いますが、でも、どれが数えられる名詞でどれが数えられない名詞なのかが分かりにくいですね。

可算名詞は「イメージしやすい」、「絵に描ける」、不可算名詞は「イメージしにくい」、「絵に描けない」と考えると分かり易い。

 例えば、glassやironという名詞では、「ガラス」、「鉄」はイメージしにくく絵に描きにくいので不可算名詞で、「グラス」、「アイロン」はイメージし易く絵にかき易いので可算名詞です。

1つの単語が可算名詞か不可算名詞か予め決まっているというより、両方の可能性があって、どちらで使うかによって意味が変わる

 例えば、「chicken」という単語では、「a chicken」は生きているニワトリ1羽、「chicken」は「鶏肉」の意味になります。I eat a chicken.と言ってしまうと、ニワトリ1羽を食べるっていう変な意味になってしまいます。

aとtheの違い

 「a」は「1つの」で不特定の名詞につけ、「the」は「その」で特定される名詞につけると習ったと思いますが、実際には色々な使い方があって混乱してしますね。

不定冠詞 a(an)

「a」はいくつかあるうちの1つにつける。同種のうちの1つにつけて聞き手に興味を持たせる。

 例えば、This is a pen.は「これもペンのうちの1つ」という意味ですし、I like a girl.「好きな娘がいる。」というと、聞き手は「誰?」というように、興味津々になります。

※他にも、「ちょっと、少し」、「1」を表す場合などもありますが、「いくつかあるうちの1つ」で分かると思います。

定冠詞 the

「the」は自動的に唯一に決まる文脈上、常識上、また単語の意味等から、自動的に唯一に決まる

 例えば、前の話に出てきたものについて後で話す場合です。そのもの自体出なくても、引っ越しした話をした後にその家のキッチンの話をする場合でも、「the kitchen」となります。

 また、目の前のものや、日常生活で指すものが決まっている場合などです。目の前の窓は「the window」ですし、街に駅が1つの場合は「the station」となります。

 さらに、sunやskyなどの環境に関する名詞や、east、morningなどの範囲で対比する名詞も、常識から自動的に唯一に決まるため、the sun、the sky、the east、the morningとなります。

修飾語句(関係代名詞)が後ろについている名詞には「the」がつくと聞いた気もしますが、そんな文法のルールは無くて、あくまで「自動的に唯一に決まるかどうか」で「the」がつく

例)

This is  port where Marco Polo stopped.は、「ここマルコポーロが立ち寄った港だ。」【マルコポーロが寄港した港のうちの1つ】

This is the port where Marco Polo stopped.は、「ここマルコポーロが立ち寄った港だ。」【既に話題にしているマルコポーロが寄港した自動的に唯一に決まる港】

総称と複数形

 次に、総称(一般論)と複数形についてです。総称(一般論)は、a、the、複数形を使って表現できるように習ったと思いますが、シンプルに言うと次のようです。

可算名詞は、無冠詞の複数形で総称(~というもの)を、some+複数形でいわゆる複数形を表す

例)

I like dogs.(犬好きです。)【総称】

There are some books.(本が数冊ある。)【いわゆる複数】

※参考 総称以外の使い方

例文日本語訳説明
I like dog.犬の肉が好きです。動物の無冠詞は肉
I like a dog.気に入っている犬がいます。いくつかいる犬の一匹
I like the dog.例の犬が好きです。文脈で自動的に唯一に決まる犬
I like the dogs.あの犬たちが好きです。特定の集団

※「the + 複数形」で、特定の集団を表す。

例) 「the Dodgers(ドジャース)」、「the Beatles(ビートルズ)」

不可算名詞は、無冠詞で総称(~というもの)を、some+不可算名詞でいわゆる不可算名詞を表す

例) waterだけだと「水というもの」で【総称】になります。普通に水というには、some water「水」【いわゆる不可算名詞、少量の場合】と言います。

その他

固有名詞

theを付ける固有名詞は、全体像が把握できず、普通名詞が省略できるものが多い

例)

the Nile(River)「ナイル川」、the Pacific(Ocean)「太平洋」

the Rocky Mountains【the Rockies】「ロッキー山脈」

the Sahara(Desert)「サハラ砂漠」

その他、山脈、群島、半島、運河 等

無冠詞の固有名詞は、全体像が把握でき、普通名詞部分を省略できないもの

例)

Tokyo Station「東京駅」、Central Park「セントラルパーク」

Mt.Fuji「富士山」、Tokyo International Airport「東京国際空港」

Oxford Street「オックスフォード通り」、Hudson Bay「ハドソン湾」

その他、湖、橋 等

someとany

〇someは肯定文、anyは疑問文・否定文で用いることが多いのですが、そうでない例もあるので、someは「具体的にはよくわからないが存在していることは確か」、anyは「存在するかしないかは不確定だが可能性としてありそうなものは何でも」と考えた方が良いようです。

例) Can I ask you some questions?(2、3質問してもよろしいでしょうか?)【自分が質問するのだから、質問があるのは確かだから】

例) Bring me any chairs you can find.(集められるだけの椅子を持ってきてください。)【椅子があるかどうかも不確定だが、あれば集められるだけ持ってきてほしいから】

まとめ

〇今年は、私が英語学習をする中で、「あっ、そういうことなんだ。」って、気づいたことや感動したことについて書いていきたいと思います。今回は、冠詞をコンパクトな原則にまとめている本を読んで、なるほどと思ったことをお話しします。

まず、可算名詞と不可算名詞について、可算名詞は「イメージしやすい」、「絵に描ける」、不可算名詞は「イメージしにくい」、「絵に描けない」です。1つの単語が可算名詞か不可算名詞かは、予め決まっているというより両方の可能性があって、どちらで使うかによって意味が変わります。

次に、冠詞について、「a」はいくつかあるうちの1つにつける。「the」は自動的に唯一に決まるものにつけることです。文脈上、常識上、また単語の意味等から決まります。

次に、総称と複数形について、可算名詞は、無冠詞の複数形で総称(~というもの)を、some+複数形でいわゆる複数形を表す。不可算名詞は、無冠詞で総称(~というもの)を、some+不可算名詞で、いわゆる不可算名詞を表します。

〇theを付ける固有名詞は、全体像が把握できず、普通名詞が省略できるものが多いということです。無冠詞の固有名詞は、全体像が把握でき、普通名詞部分を省略できないものです。

〇someは肯定文、anyは疑問文・否定文で用いることが多いのですが、someは「具体的にはよくわからないが存在していることは確か」、anyは「存在するかしないかは不確定だが可能性としてありそうなものは何でも」と考えた方が良いようです。

 私は、このように冠詞なり名詞について考えることで、大分スッキリとしました。皆さんはいかがだったでしょうか。次の英語学習の記事でも、他の気づきについてお話ししたいと思います。